アルピーヌA110を買うべき3つの理由

(最終更新日:2021.10.13)

アルピーヌA110という魅力の塊

アルピーヌ、試乗するとわかりますが質の良さという感覚が手に、耳に、頭に残ります。

アルピーヌA110は日本には2018年末あたりから納車され始めて、今では街中でも少しずつ見かける機会も増えてきたかと思います。
ですが、まだまだ希少な車なのは間違いありません。
現在保有しているということは感性が鋭く車に対するアンテナが高いわけで、一目置かれる方であるのは想像に容易いでしょう。

アルピーヌ A110
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BBA110_(2017%E5%B9%B4)

 

私が見かけたことは2回しかなく、1回は街中の幹線道路で。もう1回は箱根のワインディングロードで。
しかしどちらも、快音を響かせながら流麗に走り去る姿に目を惹かれ続けていました。

何が特徴?買うべき3つの理由

ブルーな色使いが美しいアルピーヌ、車体のサイズは4180×1798×1252mmでスポーツクーペにしては大きくもなくかつ極端に小さいわけではありません。
エンジンも4気筒2Lターボ。通常のスポーツカー同様2シーターです。

では、何が特徴か?

この車の最大の特徴は重さです。1080kgという軽さ
ポルシェケイマンが乾燥重量でも1390kg程度ですから、比べると成人男性4人~5人近く軽いわけですね。

ただ軽いだけでしょって?
いやいや、車において軽いことはほぼすべての性能を底上げする最重要要素なんです。
だからフェラーリもランボルギーニもマクラーレンもブガッティもパガーニも、軽くて強い剛性が確保できるカーボン素材を使うわけですよ。

アルピーヌA110は他の追随を許さない軽さという武器をもって、決して恵まれているとは言えない性能、そして車としての魅力を高みに持っていってるんです。

そんなアルピーヌ、吟味に吟味を重ねた私が買うべき理由を記載しています。


買うべき1の理由 : 運転していて本当に楽しいこと

スポーツカーに求められる事とは、運転することの楽しさを味わえることだと思っています。
ステアリングを通して車という機械を自在に操ることでの得られる快感。
簡単に言えば、思うがままに操作できることが楽しさの条件だと思います。

この車は、それが出来ます。
私程度が断言するのもアレかもしれませんが、少なくともケイマンと同レベルもしくはそれ以上に楽しめます

 

具体的にはハンドリングへの追従は極端にクイックではないものの、スムーズに、しなやかに曲がっていきます。
思った通りのコーナリングラインを描けるイメージですね。
トラクションコントロールも良い意味で粗があります。ケイマンよりお尻が振れますから。
でもそれって、昔ながらの暴れん坊の車を上手く手懐ける醍醐味みたいなものの範疇だと思っていて、こういう趣味車であればプラス印象だと考えています。

ただ、雨の日のトラコンOFFはそれなりの速度で切りこむと毎コーナードリフト状態になりかねないので、本当にやめておいた方がよいとディーラーの方は話してくれていました。笑

 

そして、MRというエンジン構成もドライブの情感を引き立てています。
シートの真後ろにエンジンがありますから、常にアルピーヌの鼓動が脈々と聞こえてくる室内空間です。

アクセルを踏み込んだ時のサウンドは4気筒ながら気持ちを盛り上げてくれますね。

まあとにかく聴いてみてください。テン上げ間違いなし。


買うべき2の理由 : 希少性が高い

スポーツカーに乗っている人は大なり小なり車が注目されると嬉しいですよね?私はめちゃくちゃうれしい。
それこそコンビニでコーヒー買ってる間に車がチラ見でもされると、何があるってわけでもないですが心が弾みます。

それでこのアルピーヌ、まだまだ希少性が高いです。所謂レアキャラならぬレアカー。
現状は基本的に在庫車が無くて、受注生産なんですけどもそれが納車まで半年近くかかるんですよね。(ディーラーに確認しました)
しかも年間生産台数6000台くらいしかないわけで…フェラーリと同じかよ!

あんまり見かけないわけですね。
それでも日本の売り上げ台数は世界3位らしいですが…。

そして、運転してて楽しいからみんな手放さない。

中古車サイトで確認してもらえばわかりますが、ほとんど在庫車が無いと思います。あっても10台くらい。

更に言えば”アルピーヌ”というブランドを立ち上げて売ってるので車に詳しくない人はまず知らないメーカー名です。中身はルノーですけど。

間違いなく、注目される車です。


買うべき3の理由 : (この性能にしては)安い!!!

比較対象をケイマンにして、ですけどもアルピーヌA110は安い。この性能にしては安すぎます。
ケイマンは車体価格約700万~ですけども、ポルシェは本当になにも無い状態で売っていますからオプションをつけないといけません。
電動ドアミラーやLEDヘッドライトもオプションですからね。

なので、現代における普通の装備にするためオプションをつけると大体1000万前後です。
こりゃ高すぎ…。

ですが、アルピーヌA110。

色々な機能もモリモリでオプション特につけず、800万程度!

でもって、リセールもめちゃくちゃ高い。買っただけで値落ちが激しいドイツ御三家をしり目に、今のところ90~95%。笑 (2019.11月現在)

 ⇒20年2月9日追記
  改めてリセール価格を調べてみましたが、2月時点でも85%~90%程度ありますね。流石です。

 ⇒21年10月13日追記
  トランスミッションの不具合、フロントガラス割れ(通常より薄いため1回はほぼ絶対に割れるらしい)などや中古流通台数増からリセールはちょっと悪くなってきています。
  78%~85%といったところですね。それでもまだまだリセールが高い!

ケイマンと比べられる数少ないミッドシップ(MR)車ですから、この価格は大きなセールスポイントだと思っています。

あと、ピュアモデルであれば最初からバケットシートがついてるのもポイントが高いです。

このバケット、日本人体系にベストマッチなんじゃないかと思うほどしっくりドライビングポジションが決まりました。
ロータスほどコンフォート性能を締め出さず、ポルシェほど価格が高くもない、良いとこ取りのシートだと思います。

長時間乗っていても疲れなさそうな快適シートでした。
バケットってもう少しスパルタンな印象が強いんですけどね。笑

引用元:Alpine Japon

 

スポーツカーが好きなら、オススメしない理由がないんです。

総評:売っているうちに買うべき

アキタローの評価軸での総評です。

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運転していて楽しいか - ★★★★★

最高です。文句無し。
ただ、なんとなくですけどこの車はサーキットではなく伊豆スカイラインや榛名湖メロディーラインなど峠道が似合いそうです。

景勝地などをバックにするとこの車は最高に”映え”るんじゃないかと思いますね。

魅力的なエンジン音か – ★★★☆☆

4気筒にしてはすごくガツンとくるサウンドです。
私は正直に言うと高尚な人間ではないので、ドンドンバリバリギャリギャリしているサウンドが大好物なんです。

なのでアクセルオフで聴こえてくるバブリング音は感謝しかない。もっと派手でもいいのよ。

ただ6気筒に比べると今一歩!★3つです。

生活スタイルに合っているか – ★☆☆☆☆

そういう車じゃないのは重々承知しておりますが、この車一台だけ所有ではどうにもならない。
もちろん前後に積載スペースはありますが、ケイマンと比べると荷室は小さいです。
これで日々の買い物ができるかと言うと…う~んといったところですね。

セカンドカーとしては良いですが、私の生活スタイルには合致していませんでした。

足車買えって話ですよね…。笑
すみませんでした、頑張ります…!

乗り込む時にワクワクするか– ★★★★☆

まず見た目がめっちゃ格好良い、これでワクワクしない男はこの世に存在しませんよ。

ポルシェともまた違う洗練されたエクステリア、中を開ければやる気十分のバケットシート。

今日はまたどんな体験が出来るのかな?と思わず期待してしまうような車です。

ドライバーシートは高揚感そのもの、シナプスを通りエンドルフィンが分泌されるのが手に取るようにわかります。

ワクワク、◎!!


 

マストバイ、この言葉を車で使うことになることは思いませんでしたが、その魅力があります。

今後もアルピーヌブランドを続けていくとの方針ではありますが…。
エコだ温暖化だ騒がれている昨今、こういったピュアスポーツカーブランドの経営はかじ取りが難しいと思います。

気が付けば5年後には新車販売が無くなっているかもしれないわけで、買えるうちに買っておくべきだと思う車です。
特に通過騒音規制も厳しくなりますからね、迫力のあるマフラー音もどんどん少なくいってしまうでしょう。

スポーツカー好きは是非、試乗してみてください。

 

ちなみに私は家庭の事情で2シーターを諦めざるを得ませんでした…。
それが無ければ本当に買ってただろうなぁ…。

 

ではでは、また次回!

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