試乗記 – ジャガー F-TYPE:孤高至高のGTツアラー

(最終更新日:2020.10.16)

こんにちは、アキタローです。

今回はジャガー F-TYPE P300に試乗してきました!

 

印象としては…

”随所のギャップが良い驚きと新鮮さを演出しているGTカー

 

フェイスリストがあって、ライト周りはとても現代的になりましたよね。

ただ、稀代のデザイナー イアン・カラムのデザインでないのは通にとっては残念な部分かもしれません。

(イアン・カラムはI-PaceやF-Pace、更にはアストンマーティンDB9をデザインした世界的にも有名なカーデザイナー。2019年6月にジャガーを退任)

個人的には旧モデルの顔より、新しいモデルの顔の方が好みですけどね。

 

あと、F-TYPEを語る上では外せないのがエンジンでしょう。

上はV8(!?)スーパーチャージドエンジン、下は直列4気筒ターボチャージドエンジンまでラインナップされていますが…

とにかくどれも凶暴(笑)

今回試乗したのは一番優しい(?)直列4気筒ターボエンジンでしたが、それでも強烈なバブリング音を響かせるモデルです。

とにかく初見のギャップから良い意味で裏切ってくれる、刺激的な一台です。

しかしながらそのギャップだけで終わらず、乗れば乗るほど味わい深く感じるスルメ的な部分も垣間見えたり。

試乗でわかるのはほんの触りしかありませんけども、魅力を感じることができました。

 

 

私が重視するのは、ドライブフィール・エンジンサウンド・ライフスタイルとの合致、この3点です。

詳しくは以下をどうぞ。

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(最終更新日:2020.2.6)かなり考えが偏っていますが、自分なりの3カ条です。運転していて楽しいこと(ドライブフィール)まずこれは絶対に外せません。楽しい、という感じ方は主観的で人により異なります[…]

 

あと、今回は同じ時期にF-TYPEに試乗しているカーブロガーのtogariさんの記事リンクを載せております。

私が試乗したのは4気筒モデルですが、togariさんが試乗されたのはV6モデル!

そちらはルーフも装着されているので、是非差を比べてみてください。

やっぱりクルマが好き。

躍動感溢れるデザインと、最新テクノロジーが融合された魅力的なピュアスポーツ ジャガーFタイプクーペのエクステリアを詳しく…

 

togariさん、リンクご快諾いただきありがとうございました!

ジャガー F-TYPEのスペック

スペックは下記のとおり。

新車価格:865万円~1872万円

試乗車:ジャガー F-TYPE P300(865万円)

全長4,470 mm
全幅1,925 mm
全高1,315 mm
車両重量1,660 kg
エンジン直列4気筒ターボチャージドエンジン

排気量 1,995 cc 

300馬力・トルク40.8kgf m

悠然たる横幅です。なんとマカンと同じ1925mm!

2シータークーペではかなり恰幅が良い部類ですね。

近しいのはAMGのGTやアストンマーティンのヴァンテージなどです。

この全幅で1300mmほどの車高の高さ、もうおわかりでしょう。

かっこいいスポーツカーの方程式にカッチリ当てはまっていますね。

 

 

それでは、

・エクステリア
・インテリア
・ドライブフィール
・エンジン
・ライフスタイルとの合致
・まとめ(買いか?)

この順番でレビューしていきます。

エクステリア:新世代のジャガーらしさ

眼光鋭いジャガー F-TYPE。

最近はXFやF-paceなども順次このような新しいニューフェイスに置き換わっていっています。

冒頭にも書きましたが、フェイスリフト前よりも私はこの顔、好きです。

 

引用元:Wikipedia
(Norbert Aepli, Switzerland, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31449510による)

フェイスリフト前の参考画像を。

前のモデルの顔はどちらかというとフェラーリのようなスーパースポーツに近しい顔でしたが、フェイスリフト後はシャープなスタイルに。

私はどちらかというと飾らない感じが欲しいので、ゴリゴリの押し出し強い系よりは普段使いの延長線で乗れるクルマの方がいいのです。

 

 

デイライトの形状も含めて、目つきはとってもシャープネス。

4眼LEDヘッドライトも迫力満点ですね。

レクサスよりも1眼多いので自慢できるはずです。

この塗装色はブリティッシュレーシングリーンですが、シルバーのグリルパーツなどがちょうどよい塩梅で調和してますね。

オプションでこのシルバーパーツをブラックにすることができますが、個人的にはこのままが良いと感じました。

 

リアはとってもボリューミィ!

フェイスリフトで変わったところはリアテールライト形状くらいです。

リアフェンダーの張り出しが特徴的ですね。

ジャガーの後ろ足のしなやかな筋肉を表現したそうです。

 

う~~~~ん、エッチ!!!!

この角度、最高です。

過去最高に色気があるかも 笑

 

ポルシェの平均モデルよりも張り出していそうですね。

同じくらいの張り出しがあるのは911ターボモデルくらいでしょうか。

塗装も結構綺麗で好印象。

 

スポーツカーは全てお尻で語れると言っても過言ではありません。

F-TYPEも漏れなくスポーツカーのジャンルであり、やはりお尻は魅力的な造形です。

フェイスリフト前からの変更点が少なく少し寂しいですが、逆に考えれば当初のデザインでほぼ完成されていたということでしょう。

 

今回試乗したのが4気筒モデルでしたので、マフラーはセンター1本出しです。

V6モデルがセンター2本出し、V8モデルが左右4本出し。

リアビューとして一番恰好良いのはやっぱり4本出しですが、1本出しでも見てくれはそこまで悪くありません。

86GRのしょっぱい1本出しに比べれば全然見れますよ 笑

 

ホイールはR-Dynamicを選択すればデフォルトでこちらのデザインに。

エッジィな意匠でなかなか格好良いですね。

おそらく鋳造なのでしょう。

フロントブレーキキャリパーは対向4ピストンかな?

リアはBMWでもよくありますが、片押しです。

 

ポルシェやAMG準拠で考えるとちょいとブレーキが見た目ひ弱そうに見えますが、実際のところ必要十分な制動力を発揮します。

サーキット行かない前提で有れば、こちらで十分。

一応最上級のV8モデルであればカーボンブレーキが選択できます。
(100万↑のオプションですが 笑)

 

最後にボンネットを解放した状態の写真を。

メンテナンス性はともかく、この開き方は特徴的ですよね。

スーパースポーツっぽさが出ています。

マクラーレン、アストンマーティンと同じ国のクルマなのだな、と感じます 笑

 

エクステリアで難点を1つ挙げると…。

やはり車高の低さ。

慣れてないということもありましたが、ディーラーから試乗に出かける際の傾斜でフロント下を擦りました (ToT)

恰好良さとのトレードオフではありますが、私のようなトーシロは気を付けないとリップスポイラーを納車日に即日交換することになるでしょう。
(擦ること前提で作られてるので簡単に交換できます)

 

インテリア:気品あふれる優雅さ、ティーとスコーンのかほり

ドライバーシートに体を入れ込み、まずは一呼吸してみましょう。

ほら、ブルーオブロンドンの崇高な茶葉の香りが鼻孔を満たしていきませんか?

つぎは耳を澄ましてみてください。

セントジェームズ公園から奏でられる、高低豊かな小鳥たちのさえずりが聞こえてきませんか?

 

上記はあくまで一例ですが、まあとにかくオシャレでグレートブリテンを感じるインテリアなのです。

ドアを開ければそこは英国。

ウェルカムトゥブリテン!

 

こちらのシートはデフォルト。

ですけども、ランバーサポート・サイドサポートもしっかりしている良質なシートでした。

中央の部分はアルカンターラ、端っこの部分はレザーです。

 

白色のインテリアってとっても素敵ですよね。

今まで乗ってきたスポーツカーが少しズラしたモデルということもありますが、300馬力を発揮するスポーツカーのインテリアとしては最上級でしょう。

座り心地も硬くもなく、柔らかすぎず。

ちょうど良いシートでした。

 

ルーフライニングももちろんアルカンターラ。

オプションでルーフも取り付けることができますが、今回の試乗車には設定は無し。

ルーフがついていると非常に解放感がある室内になりますから、是非取り付けたい一品ですね。

 

ルーフ付きのパノラマビューを確認したい方は同じF-TYPEに試乗されている、同じカーブロガーであるtogariさんの記事をどうぞ!

やっぱりクルマが好き。

刺激的な吹け上がり加速を体感! 美しいスタイリングと期待に応える動力性能を持つ新型JAGUAR F-TYPEクーペの魅力…

 

オプション次第ではダッシュボードなども色つきレザーにすることも出来ますが、デフォルトでも質感十分。

いかにも高級感あふれ、気品というミストで車内が包まれています。

あと、特徴的なセンターコンソールを渡る大きなグリップバーでしょうか。

ドライバーシートを明確にしたかったというコンセプトですが、助手席側からナビを操作するときちょっと邪魔じゃないかな?笑

 

それなりにカーボンが使われており、速いゾ!という印象を感じます。

エアコンのつまみも直感的、いいですね。

このダイヤル方式がおじさんには一番心地ええんや。

ダイヤルを回した感触も良好です。

ただ、ちょっと柔らかめの素材だったので年数経過後のタッチが気になりますね。

ナビはタッチパネルですが、その反応がちょっと遅い…使いづらさがあります。

ここは割り切りポイントでしょうか。

 

実にありがたいポイントはシート裏に荷物置き用ハンガーフックがついていること!

身長が高い方はシートが後ろに張り付いて使えないことがあるかもしれませんが、ないよりはマシ。

きちんと日常使いに配慮されていますね。

流石、抜かりなし。

 

ドライブフィール:グランマのクッキーのような優しさと峻烈なビーストハート

公道に躍り出てみるとまず驚くのが乗り心地の良さ。

あまりに紳士的かつグランドマザー級の優しさを感じます。

実はこの車内がリッツロンドンのスイートルームだったか??行ったことないけど。

 

とにかくロードフィーリングが穏やか。

段差はストンといなしてまったく不快感無し、ロードノイズも落ち着きがある。

街乗りのストップアンドゴーで発生するアイドリングストップもマカンを超える再始動の速さでスルリとこなし、ステアリングも多少のクイックネスはあるものの怪しさゼロで信頼できる。

シャシーやダンパーもユルいわけではなく、しっかりとした剛性感が伝わってきます。

 

こりゃスゴイ…。

スタート金額が800万を超えるプレミアムモデルであることを差し置いてもここまでとは思いませんでした。

 

ゆったりだけじゃありません。

スポーツモード(ダイナミックモード)に入れれば足回りは引き締まり、アクセルレスポンスも急激に良くなります。

獰猛な獣の心が宿り、ソウルフルな走りが楽しめますね。

F-TYPEも踏め踏めと語りかけてくるタイプの、麻薬的なやーつです 笑

 

以前試乗したM2コンペティションが同じ系統でしたね。

こちらも刺激的で麻薬的に病みつきになりそうなドライブフィールです。

 

優しさと峻烈さ、この2面性がF-TYPEひいてはジャガーの特徴なのかもしれないですね。

一台で二度おいしい、良いクルマです。

 

ちなみにフェイスリフトに合わせてドライブインジケータが全画面モニタになりました。

タコメーターを中央に合わせたりと、自分好みのレイアウトに変更することが出来ます。

こういった点もオーダーメイドに拘るブリティッシュスピリットな真髄を見た気がしますね。

レブリミットは通常状態で6500rpmほど、スポーツモード(ダイナミックモード)でちょっと上がって6800rpmくらいだったかと思います。
(スポーツモードにするとレブカウンターの赤字がちょっと動くんですよね)

非常に見やすく使いやすそうなメーターでした。

 

エンジン:肉食獣の咆哮

ジャガーのエンジンはエクステリアからは想像がつかないほど獰猛です。ホントに 笑

V8モデルに関してはAMGのV8よりも過激だと思いますし、V6モデルでは現行モデルで一番派手なのは間違いない。

いや、ホントに!笑

 

まあとにかく聴いてみてください。

インテリア同様、togariさんの記事でP380というV6モデルの音が聴けますので是非。

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刺激的な吹け上がり加速を体感! 美しいスタイリングと期待に応える動力性能を持つ新型JAGUAR F-TYPEクーペの魅力…

過激すぎィ!

マフラーの中に花火がギッシリ詰まっている音が始動時に響き渡ります。

どうやらここはお洒落が集まるサヴィルロウではなく茨城県の外れた田舎町だったようです。

V6モデルでこの状態ですから、V8モデルはもはや全国規模の花火大会でしょう。

 

4気筒モデルはそれよりかは幾分か大人しい、ジェントルマンです。

まあ、それでもAMG45Sレベルの音圧・迫力を持っていますけどね…(; ・`д・´)

 

ですが、そういう演出はこれからドライブするぞ!という気持ちの切り替えを促してくれます。

やる気にさせてくれるんですよね。

貧弱なハイブリッド・BEV達とは違う、化石燃料を燃やして走る勇ましさを直に感じることが出来ます。

 

そして、とってもレスポンスがよく回して楽しいエンジンです。

スポーツATと組み合わさってマニュアルモードのパドルシフトはPDKにも勝るとも劣らず雷光のシフトチェンジ。

今回の試乗では渋滞も多く、軽やかに走れる時間はごく僅かでしたが十分素性を知ることができました。

 

加速感だけで言えば4気筒で十分ですが、やはり刺激を求めるのであればV6以上。

しかしながら、日本の公道においてP300が一番回して楽しいエンジンなのは間違いないでしょう。

これ以上のグレードだと楽しめる時間が1秒~2秒近く短くなりますからね 笑

ライフスタイル:遠出に持ってこいなグランドツアラー

F-TYPEの荷室容量は407L。マカンは500Lです。

ちなみにケイマンの荷室容量は425Lほど。

FRモデルゆえに前に荷物は積めませんが、その分後ろのラゲッジスペースはそれなりに余裕あるサイズです。

トランクケース2つはゆうに積載可能、二人の旅行はまったく問題ないでしょう。

 

家電量販店でエアコンを買って帰るのであれば間違いなく電動テールゲートがいかれてしまいますから、

F-TYPE専用ルーフレールが必要になるでしょう。え?そんなもの無い?

 

乗り心地も含めて、フェイスリフト後のF-TYPEは正にGTカーと呼べると思います。

時に緩やかに、時に大胆に。

緩急をつけながら長距離を移動する上ではこの上ないクルマでしょう。

まとめ(買いか?):個性を求めつつ、普段使いするなら買い!

まとめです。
(★5つで評価)

運転していて楽しいか - ★★★★☆

ワインディングロードを攻め抜いたわけではないですが、運転していて楽しいと感じるファクターは随所にあると思います。

コンフォートモードとスポーツモードも使い分けできますし、もちろん可変ダンパーなので足回りも柔軟です。

ステアリングは若干クイックで路面に足を取られる感覚がありますが、そこまで気になりません。

もっと乗ってみたいと純粋に思える、好印象のクルマでした。

F-TYPEはM2みたいにワッとアドレナリンが押し寄せるタイプじゃなくて、じわりじわりと良さが伝わってくる、そんな性格です。

(V8モデルだとまた違うかもしれないけど…笑)

★4つ!

魅力的なエンジン音か – ★★★☆☆

4気筒にしてはかなり魅力的な音です。★3つ。

この上には暴君エンジンが二人もいますから、ちょっと控えめにチューンしたのだと思います。

それでも結構な音圧ですけどね 笑

回せばなかなかに官能的、馬力もちょうど良し。

オススメグレードです。

生活スタイルに合っているか – ★★★☆☆

車高の低さに気を使えばかなり普段使いしやすいクルマだと思います。

もちろん4人は乗れませんが、一人~二人の買い物や通勤などであればまったくストレスを感じないでしょう。

とても穏やかな乗り心地ではありますが…やはりコレ一台だけでは立ち行かなくなると思います。

足車は必要になってくるという点で、★3つ。

単体の使いやすさで考えればケイマンなどと並ぶと思います。


 

F-TYPE、とても気に入りました。

ドイツ車が騒音・排気規制などですごむエンジンが無くなっている中、あの花火大会ですよ。

この刺激は他では味わえないでしょう。

しかも、乗り心地がとても良い。

 

正に孤高かつ至高のGTカーだな、と実感した次第です。

 

まあ…あえて書くとすれば欠点はリセールでしょう。

ドイツ車もそこまで良い部類ではありませんが、3年後は…。

 

私は金銭的な面で二の足を踏んでしまっていますが(笑)、魅力はたっぷり詰まったクルマです。

興味がある方は、是非お近くのジャガーディーラーに。

では、今回は以上です。

 

また次回に。

 

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