試乗記,BMW M3セダン(新型):驚天動地のスーパーセダン


(最終更新日:2021.10.16)

こんにちは、アキタローです。

今回はBMW M3セダン(新型、G80)に試乗してきました!

 

いやいや、凄いクルマでした。

暴力的な加速なんですが電子制御でキッチリ御しきる巧みさ!

ほどよいヒヤヒヤ感と、滑ってもある程度なんとかしてくれるという安心感が良い塩梅なクルマ。

それがM3セダンです。乗り心地も素晴らしい。

 

ちなみにM3セダンのスペックは下記の通り。

全長4,805 mm
全幅1,905 mm
全高1,435 mm
車両重量1,740 kg
エンジン直列6気筒ターボチャージドエンジン(S58B30A)

排気量 2,992cc

最高出力:510馬力 トルク66.3kgf m

アルファロメオのジュリア クアドリフォリオぶりに出てきた500馬力越え!

そして試乗した個体は同じFRと、2駆でとんでもハイパワーを地上にぶつけていく恐ろしさはこの身を持って味わっています 笑

アルファロメオに乗るのは初めて。

そんな人間が500馬力を超える圧倒的ハイパワーモデルであるクアドリフォリオに乗ってしまって大丈夫なのか!?

結果、大丈夫ではありませんでした 笑

アクセルを床まで踏み切れません・・!(;_:)

いやいや、挙動が怖すぎる!なんなのこの車!?笑

関連記事

(最終更新日:2021.10.10)こんにちは、アキタローです。今回はアルファロメオ ジュリアクアドリフォリオに試乗してきました! この車、一言で表すと"暴君"です(*_*;私を御しきれるの[…]

ところがM3はアルファロメオと比べるとしっかりと(!?)電子制御が入っており、意外と踏めてしまう。

ヒヤリとする瞬間もあるにはありますが、まあアルファロメオのそれに比べたら赤子のようなものです。

 

そして、とにかく速い!

0-100kmは3.9秒!

 

私の感覚で4秒切ってくるとジェットコースターとほぼ同じ。Do or Dieです。

構えてないと”M”の圧力に耐えられず思考が消し飛びそうになります。

おそらく相当な速度でも曲がれてしまうと思いますが、私程度ではその境地までたどり着くことすらままなりません。

そこそこ安定して速度を出せてしまうので、油断すると速度計が大変なことになる予感がする車です。

 

さてさて、そんなモンスタースーパーセダンであるM3、どんな感触だったでしょうか?

以下記載していきます。

 

ちなみに今回はKeiyoBMW 成田店さんで試乗させていただきました。

以前からお付き合いのあるディーラーさんで、マカン検討の際に最後までX3M40dを検討させていただいていた店舗です。

もしご来場の際は“植原”さん宛でよろしくお願いいたします。(‘◇’)ゞ

お若いながらめちゃくちゃ対応が丁寧だし、尚且つスポーツカー好き!

いずれ写真付きでご紹介させてください。笑

KeiyoBMW 成田支店

 

簡単まとめ:★★★★★★★☆☆☆(7点/10点)

運転していて楽しいか - ★★★★☆

魅力的なエンジン音か – ★★★☆☆

生活スタイルに合っているか – ★★★☆☆

乗り込む時にワクワクするか– ★★★★☆

 

私が重視するのは、ドライブフィール・エンジンサウンド・ライフスタイルとの合致、乗り込む際の高揚感、この4点です。

関連記事

(最終更新日:2021.10.13)かなり考えが偏っていますが、自分なりの3カ条です。※2020年12月追記評価項目に・乗り込む時にワクワクするか を追加しました。試乗記の際、順次追加していきます。運転してい[…]

– スーパーセダンはそのオーラで前方車を消し去ってゆく

(この縦長グリル、賛否両論だが公道での威圧感は半端じゃない)

この車は性能も半端じゃなありませんが、まず見た目も半端じゃありません。

トンデモデカ鼻グリルのおかげでスーパーセダンの貫禄たるオーラを纏い、前方の車線は地平線の先まで見通せるようになっています。

まあ実際はそんなことありませんがこの賛否両論、というかほぼ否定しかない(笑)グリルのおかげで片側2車線道路で右側を走っている時前方車は結構避けてくれます。

試乗車は無償色のアルピン・ホワイトでしたからこのグリルが特に目立っていたと思います。

逆に考えれば濃い色合い(黒とか紺とか)にすればデカ鼻グリルが少し見えづらくなるので、気にする人はダークカラーをマストチョイスでしょう。

外観はカッコヨイセダンのお手本

(かっこよすぎアル~~~、特にお尻周辺)

新しくなったM3セダンの外観はベースとなるG20型3シリーズを基にしています。

ゆえに、造形はめちゃくちゃカッコウヨイ!

現代社会においてセダンはつまはじき者として明かりに照らされない日陰に追いやられてしまっている不憫なジャンルですが、BMWにおいては依然として主役と言ってもいいでしょう。

カッコイイのベンチマークである3シリーズが基にあり、更に磨きがかけられたMモデルが格好悪いわけがない。

(リアテールライトは立体的、マフラーも4本出しで速さを演出してるし実際速い)

お尻からの見た目もガチめなスポーツセダンのルックスです。

特にテールライト周りの造形が彫り込まれていて恰好良いですね。

フェンダーが張り出していること、爆音マフラーが4本になっていること、クソデカディフューザーがついている以外は3シリーズと大して変わりません。

逆に考えるとデザインに大きく差はない3シリーズ自体からして格好良いということですね!スゴイゼ、BMW。

 

リアはかなりボリューム感のある形をしていますが、実はM4より全幅が20mmほど広がっています。

(M4は全幅1885mm、M3は全幅1905mm、セールスの方に教えてもらいました笑)

 

その要因は、このむっちりとしたリアフェンダー。

(マドンナも驚愕のプロポーション)

サイドから滑らかに繋がる膨らみは大したものです。

このサイズアップによってM4以上に厳つい体つきを手に入れることができました。

 

(大型ディフューザーは少し見掛け倒し、下部までは届いていないものの下はフラットなのである程度効果あり?)

あいにく流体力学は専攻していませんが、そこそこ効果ありそうなディフューザーもついています。

ポルシェGT3のようにボディ下部まで伸びていないのでガチガチの整流効果は見込めなさそうですが、ボディ下は水平に整っているためある程度効果を発揮しそうです。

まあ実際の効果のほどはわからずとも、見た目が格好良くなるので問題無しです。

M3はアイルオブマングリーンカラーも似合う

(結構似合ってる緑色、フロントナンバー有る無しも影響してるかも)

上記はちょっと前にM3が展示されてる時に見に行った写真ですが、独特な緑色もそこそこ馴染んでる印象です。

セダンとはいえスポーツテイストが強いクルマなので、これくらいがちょうどいいかも。

 

(かっちょいいでござるな・・)

リアから見た雰囲気としてただ者ではない雰囲気を纏いつつも、ガチでヤバそうな気配までは出してないので実はベストチョイスカラーかも?笑

私はスポーツカーはリセールにどれだけ影響出ようが絶対に有彩色(白黒以外)と決めてるので、M3を選ぶとしたらこの色も視野に入ってきますね。ホントだよ?

リアスポイラーはもうちょっと大きくても良い気がしますけどね。

– スーパーセダンは室内もスーパー快適

(座り心地もホールド性も良好なデフォルトシート)

M3セダンはなんと5人乗れます!

スポーツカー顔負けのエンジンを搭載していますが、みんなの快適笑顔ドライビングのためにも配慮しているデキル奴なのです。

それでいて、デフォルトでも座り心地が非常に良いスポーツシートが設定されています。

シートには合成皮革をふんだんに使用し、お洒落感アップ。シートベンチレーションもオプションで備わります。

乗り味的にもまさに長距離移動できるGTカーという印象、スポーツセダンとして死角なし。

 

(元が3シリーズなので後席居住性も十分)

後席も見ての通りシートに余裕があります。

ルーフまでの高さも申し分なく、前後のゆとりも十分。

まったく不満なく東京⇔名古屋間は往復可能でしょう。

 

(MモデルとMパフォーマンスでよくあるやーつ、シートベストステッチ)

さり気ないところにもMのトレードカラーは宿ります。

 

ちなみにコンペティションシート(¥521,000、高い( ;∀;))も座り心地良かったです。

ただこちらのシートは中央に謎カーボン窪みがあるので、長距離運転の際に気になってきそう。

(サイドの張り出しやお尻のフィット感は◎、股間のカーボンはいらんかったやろ・・笑)

そして漏れなく助手席も同じシート仕様になります。どちらかというと助手席に乗る人の方がこのカーボンを気にするんじゃないかな 笑

(助手席に座る人にも伸びる魔の謎カーボン窪み、個人的に長距離は乗りたくない)

ビビッドなインテリアカラー、色合い自体は素敵だと思います。(キャラミオレンジ)

 

(オプションのバケットシートにすると、フロントシートが薄くなるので後席が少しだけ広くなります)

色合いはビビるレベルの原色カラーですが、意外と乗ってると気にならない気がします。

逆にこの色合いのおかげで掴みは十分、あとはドライバーのトークとドライビングテクニックでみんな笑顔になれるはず。

 

(助手席は極めてシンプル、このクルマの主役はドライバーだ)

インテリアは基本的に3シリーズを踏襲したものとなっているものの、オプション次第では一部カーボンパーツが設定できます。

ステアリング径もおそらく3シリーズから太くなっていそうな雰囲気。

情報は多く集まってきますがインジケーターやスイッチ等の配置自体はスッキリしており、運転に集中できる環境が整っています。

 

(カーボンパッケージを選択するとこういったところもカーボンになります)

ドライバーポジションはピタリと定まり、右ハンドル特有の足の閉塞感も無い。

やはりBMWはドライバー第一で、しっかりエルゴノミクスに基づいて設計されているんですよね。

 

(足元空間は右ハンドルでも問題無し、アクセルペダルはもちろんオルガン式で微調整しやすい)

– M社謹製エンジンここにあり、心地よいスーパーシンフォニー

ターボ化されているエンジンの中では良いマフラー音だと思います。色々規制があるなか、流石ドイツのエンジン屋。
室内ではスピーカーからのサウンド演出もあり、よりいい感じの音になっています。
正直なところ今まではこのスピーカーから出るエンジンサウンドには懐疑的だし否定的だったのですが、強まる規制をいざ前にすると仕方ないのかなと感じる部分がありますね。
車内と車外のギャップはそこそこ大きいですが、両方聴き比べするのはオーナーくらいしかいないと思うし問題ないかなって 笑
このエンジン、やはり真価はトップエンドにかけて。
なんとターボエンジンにも関わらず7200rpmまできっちり回ります!すごいぜBMW!!
4000rpmからレッドまではさながらフィナーレ向けて盛り上がっていくクラシック楽曲のような崇高ささえ感じます。
自然吸気時代のシルキーシックスは知らない私ですが、滑らかに最後まで回るこの直列6気筒エンジンは大切にしていってほしいと思いますね。
ドライバーの盛り上げ方もBMWはやっぱり上手い。流石です。

 

ただ、ただ…一言書かせていただくと、やっぱりちょっと古いM2コンペティションの方が良い音出してるんですよね。

動画で見るとカメラ側のマイクコンプレッサーが働くので実際の音圧より低く感じてしまいますが、直に聞くと鼓膜を貫くような轟音です 笑

純正でこれですからね!

動画後半のMDrive2設定を聴いてもらうとヤバさがなんとなくわかると思います。(おそらくスポーツ+相当の設定)

 

しかし、年々厳しくなる排出ガス制限と環境騒音への配慮から刺激的なマフラー音が無くなりつつあるのは残念な限りです( ;∀;)

それでもBMWは頑張ってる方だと思うので、これからも応援していきたいですね!

 

ちなみに私があいぽん12で録ったマフラー音はこちら。

 

(ボンネット内のカーボンパーツが無くなってしまったのもちょっと残念です・・(;_;))

– ビクともしない剛性感、吹っ飛ぶ意識、あれに見えるは三途の川

(赤いボタンは甘美の味)

この車は今までとは別次元の速さです。

アクセルを踏み込むとなんか気が付いたら前方100m先にワープしてます 笑

安定しすぎているとはこのことか、1〇〇↑スピード感を車内ではあまり感じられません。

景色は前から後ろへ飛び去っていくのですが、ドライバーシートに座ってるおっさんにはそれを認識する間もなく、出来ることと言えばステアリングを祈るように握りしめるだけ。

どこまでもフラットに加速し続けるモンスターエンジンは寸分の狂いなくアクセルペダルの踏み込み具合をトレースしていきます。

あまりにも冷徹無比な加速感で、チキンハートな私は最初エンジン音を楽しむという余裕までは生まれませんでした 笑

 

ちなみにステアリングは反応がハッキリしていて思ったように動かせるのでとても気持ちいいですよ。

この爆速スピードが出るクルマでステアリングがナヨナヨしてると命に関わりますからね。

 

(Dに入れたらあなたも快楽の花園の虜)

所感としては、とにかく速いし安定してる!

アクセルベタ踏みすると横滑り防止の電子制御が入るくらいにスーパーセダンパワーを路面にしっかりぶつけてきます。

ただアルファロメオのジュリアと大きく違うのはここから。

 

アルファロメオは“電子制御はあくまでアシストだし最後はドライバーしっかりしろや!お前運転うまいんちゃうの?笑”と、一歩引いたところから見ててくれるイメージ。

BMWは“危ない危ないひとまず支えておくけどこれ以上やったら知らんで?ドリフトしたいんやったらちゃんと言ってな?”と、しっかり手を掴んでサポートしてくれるイメージ。

伝わりますかね?笑

 

M3はリアタイヤがむずむずと動いてもしっかり制御しきれてる印象がありました。

ゆえに不安感は少ない。

まあそのむずむずが収まった瞬間に爆発的な加速で意識が吹き飛んでしまうんですけどね!

 

スゲェクルマでした・・・・楽しかったけど川の向こうにじいちゃんの顔が少し見えたよ・・・

まとめ(買いか?):5人乗れる爆速カーが欲しいなら

運転していて楽しいか - ★★★★☆

Mモデルが楽しくないわけがない。

速いしステアリングの反応は気持ちいいし乗り心地もいい、いざとなればドリフトモードもある。

めっちゃ楽しいクルマです。

ただ・・M2コンペティションに初めて乗った時の衝撃は越えられなかったかなぁ。

何が違うんだろうと考えましたが、やはり軽さとエンジンサウンドでしょうか。

1630kgと1740kg、100kgの差なのかも。エンジンサウンドは仕方ない部分多いけど、社外品とかで良くなるかも?

運転していて楽しいのは間違いありませんが、満点には至らず…。

魅力的なエンジン音か – ★★★☆☆

近年規制が強化されつつあるなかで、ターボエンジンでこれだけの音を出してくれれば十分です。

車内はスピーカーの助成もあるので感情を盛り上げてくれます。ソフトリミッターもついてないですしね。

くれぐれもご近所さんとの関係は良好にしておきましょう!始動も爆音なので!

生活スタイルに合っているか – ★★★☆☆

セダンというスタイルであるため、そこまで荷物を積めるわけではありませんが、荷室容量480Lと十分。

500馬力を超えるハイパワーマシンに5人乗れるのは大きなポイントですが、現在のライフスタイル的には趣味車と足車を分けれるのでそこまで惹かれず。

通勤に使えるし、休日のドライブもOK、長距離旅行もみんなでワイワイ移動できる。

そういう点ではかなり万能なパッケージですね。

私はそこまでセダンというジャンルのポイント高くありませんが、多くの人に必要な要素は満たしていると思います。

乗り込む時にワクワクするか– ★★★★☆

これはね…乗る前から大きく変わりました。

フロントグリルが気になってましたけど、いやいや全体的に格好良いです。

それより見れば見るほどグリルが馴染んでる気がして、これもいいかなと感じてきました笑

ですので、乗り込む時にはワクワクします!

短い試乗ではまだグリルに慣れなかったので4点ですが、ほぼ満点に近いですね!

総合評価:★★★★★★★☆☆☆(7点/10点)

総評として、良い車だし速いし見慣れてくると格好良いよ、だけどもう一声!って印象です。

もっと軽くて振り回せてガードレールに刺さってしまうようなイメージを持てるクルマが私の感性にドンピシャなのかも。

私の指向としてM3より一回りコンパクトなM2寄りなんでしょう。

ちなみにM5はもっとゴージャスなセダンで、M3以上にバチバチ安定してるそうです。

M3セダンは出自がセダンということもあって、どこまでいってもキチンと走ります。おそらく。

もうちょっとコンパクトになって、軽くなったM3があれば…ということで、同じ結論にいきついてしまうから私はM2を買うべきなんでしょうね 笑

 

ですが、総合的に見てめちゃくちゃ良い車でした。

M3セダンは正に万能な車の1つだと思います。

スーパーセダンと呼んでも差し支えないでしょう!

 

では、また次回!