(最終更新日:2021.10.10)
こんにちは、アキタローです。
今回はレクサス IS350 Mode Blackに試乗してきました。
(ちなみに試乗車はエアロ他オプションガチ盛りです)
とうとうISにもフェイスリストが行われ、ちょっとアレなデザインだったフロントフェイスから大幅刷新!
これにはお父さんたちもニッコリ。
なかなかのイケメンフェイスに生まれ変わりました。
(先代レクサスISのちょっとアレなご尊顔、引用元:WebCG)
顔は良し、しかし走りはどう生まれ変わったのか?
確認していきたいと思います!
簡単まとめ:★★★★★☆☆☆☆☆(5点/10点)
運転していて楽しいか - ★★★☆☆
魅力的なエンジン音か – ★★☆☆☆
生活スタイルに合っているか – ★★☆☆☆
乗り込む時にワクワクするか– ★☆☆☆☆
私が重視するのは、ドライブフィール・エンジンサウンド・ライフスタイルとの合致・乗り込む時の高揚感、この4点です。
(最終更新日:2021.10.13)かなり考えが偏っていますが、自分なりの3カ条です。※2020年12月追記評価項目に・乗り込む時にワクワクするか を追加しました。試乗記の際、順次追加していきます。運転してい[…]
– 新しいレクサスの幕開けを感じるイケメン
まず、生まれ変わったレクサスISを表現するときはたった1つの単語で十分です。
イケメンだね!
絶滅危惧からの脱却を図る外観刷新
(新しいISの外観に古さを感じることはない)
先代ISは絶妙なダサさとセダンが持ちえるおっさん臭さが融合し、それは近代自動車にあり得ないほどの熟成スメルを醸し出していました。
若者が近づきもしないものをヒョイっとつまんで買って帰る(レクサスにとって)いいお父さんたちはSUV派のセダン撲滅の運動に飲まれてしまい、最早絶滅危惧種です。
大本営トヨタのマークX廃止から始まるセダン撲滅運動は、今や日本車最後の保守派と言っても過言ではないあのクラウンにまで及ぼうとしています。
流石にこれはやりすぎと思ったのか、高級路線と志向が合致しやすいセダンはレクサスブランドで延命されることになりました。(おそらくね 笑)
余生短い国際自然保護連合から絶滅危惧種認定されている加齢スメル漂うお父さんたち向けでなく、もっと若い人向けのセダンも需要あるはずだとレクサスのマーケティングチームは考えたのだと思います。
その結果、このイケメン一号が誕生しました。
(キリリと引き締まったデイライトが特徴的で、風貌はいかにも現代的)
まあ若い人向けだろうと思えども、価格はレクサス準拠でそれなりです。
(ちなみに私はISの価格設定、めちゃくちゃお得と思ってます。理由は後述)
そのため、実際に購入されるユーザー層は酸いも甘いも経験してきた40代前後、もしくはイケイケドンドン(死語)な30代向けの車だとは思います。
外観はとっても格好良いので乗ってる人の雰囲気も3割増しでしょう。
(相変わらず塗装はしっかりしてます)
整流効果があるなしよくわからない抉りのサイドミラーはファッションアイテムとして考えるとして、塗装品質は流石。
確かソニッククロムというカラーネームだったと思いますが、光の当たり方によって黒にもグレーにも見えるのはちょっとオシャレポイントですね。
(リアテールは一文字、最近の流行り)
リアは最近のレクサスデザインコンセプトに準拠しており、横一文字。
これが恰好良いかはまたちょっと違う話ですが、少なくとも新しさを感じますね。
ただ、この写真では確認できませんがリアウインカーのライトはなぜか電球!
なんでLEDにしなかったの??
レクサスさぁん!こんなんじゃ若者ウケなんて難しいですよ!
えっ?巷の若者は車なんか見てない?はい…
地味にディーラーオプションのマフラー4本出しとエアロがついています。
エアロ、格好良いんですけど試乗車は店舗の出入り口でよく擦られてるとセールスの方が嘆いてました。
(ここだけ見ればBMWのMモデルって言われても信じるかも)
ボディ構造に関しては従来踏襲ではありますが、見た目として流麗なクーペセダンの骨格をしています。
セールスの方に聞きましたが、レクサスのメッキドアモールはウォーターデポジットが出来にくいそうです。
なのでこれだけ大きなメッキモールでも問題無し!流石国産の技術ですね、何の技術かは知らないけど。
横から見ても格好良いのは良いことです。ホテルのバレーパーキングで寄せてもらう時に再度惚れる事が出来るということですからね。
特別仕様車の超お得ポイント、BBS製鍛造ホイールがIN
(確か普通にオプションつけると60万↑の金額です、超お得)
こんな格好良いイケイケホイールが無料でついてくるのがMode Blackです。(現行のMode Black Sにも装着)
これだけのために特別仕様車を選ぶ価値があると思いますね。
(通常のホイールはこのような形)
好みは人によって違うかとは思いますが、私はBBS鍛造ホイールの方が格好良いと思いますね。
内装は…これからがんばってくれ( ;∀;)
(内装の色使いはやっぱり90年代で止まってる…)
自分にはどうもレクサスの赤色使いが馴染めない…
もっと上品な使い方があるはず…
赤色インテリアのどこも玩具っぽいというか、品がないというか。
今後に向けて頑張ってほしいですね!
(最終更新日:2021.11.1)こんにちわ、アキタローです。今回はレクサス RC-F Performance Package(パフォーマンスパッケージ)に試乗してきました。印象としては…”外装内装と[…]
↑以前も同様にこの赤内装のセンスに触れてました 笑
– 温故知新、聴かせる自然吸気V6
ちなみに、0-100kmは全然速くありません 笑
上記の動画でも7秒ですから、加速度はマツダのロードスターとほぼほぼ同じくらいです。
まあまあ、そんな目をギラギラさせてコーナーを攻める車じゃないので速さは問題ないでしょう。
ただ欧州勢の2リッターターボにも負けてそうな数値は後々気になりポイントになりそうですね…
雰囲気は◎です!
– 驚くほどに上質なシャシー、こいつは凄い!
新型ISで一番評価できる点としては、目に見えないシャシーです。
これはほんと驚きで、ここまでクッキリハッキリと反応して、尚且つゆらゆらしないシャシーがレクサスブランドから出るとは思っていませんでした。
それこそドイツを代表するBとかMとかAとか、あのジャーマンスリーな方々と肩を並べるソリッドな乗り心地と表現しても謙遜ないと思います。
ゆったり乗れるという意味では、もしかしたら超えているかもしれません。
この驚きって試乗した際は気づけなかったんですよね。
試乗終わった後に、
“あれ、そういえば試乗してても全然不快感がなかったな”
と思い返して初めて気づきました。
ドイツ車のようにシャキっと芯がしっかり感じられる剛性感のおかげだったのだと思います。
正直今までのレクサスからは想像しがたいほど良い乗り心地です。
フワフワしてません。
ステアリングは今まで同様、少し弛んだところがありますが(笑) 以前ほど気にならなかったと思います。
モードをスポーツ+等に切り替えると、足回りの鋭い感覚がステアリングを通して伝わるようになります。
こいつは今までのレクサスと一味違うゼ…!
しかしスポーツ+のステアリングはちょっと重たすぎやしないかい 笑
ステアフィールのさじ加減はレクサスエンジニアと納得できない部分もありましたが、乗り味は肩を組んで旅行に行きたいくらいこの方向性で完全同意です。
路面にタイヤが接地しているのがわかるような剛性感・良いものに乗ってる感を感じることができます。
レクサスはビッグマイナーチェンジと称していますが、マイナーチェンジで乗り味がここまで変わるとは。
(とはいえ、乗ったことがあるのはスポーツモデルのRC FとSUVのRX・NX・UXなので乗り味の参考にはならないか)
これからのレクサスにも期待が出来る予感。
ただ1つ苦言を書くと、ブレーキの甘さ。
欧州車と比べると制動力が3分の一くらいの感覚です。強く踏んでも印象変わらず。
私が車の性能を持ってして一番大事だと思うブレーキ性能ですが、ここは改善の余地アリですね。
路面がドライではなかったのも影響あるでしょうが、ガツンと効くブレーキに慣れてしまった自分はちょい怖しです。
慣れの範疇なのかな?
そこまでスピードが乗る車じゃないと思いますが、安心に寄与する部分なのでブレーキストローク短くしてもいいからガツりと効いてほしかったです。((+_+))
まとめ(買いか?):価格以上の地力、オススメできます
運転していて楽しいか - ★★★☆☆
運転していてそこそこ楽しめそうだなぁ、という感触はあります。
シャシー、乗り心地は良いですからね。
ただ振り回して楽しい車ではないので、このくらいの点数の印象です。
このシャシー・見た目でRC F相当もしくはV8積んでくれたら魅力的な車になるんじゃないでしょうか。
アメリカからIS500をはよ持ってきてほしい・・お願いします!
あとブレーキ強化を…
魅力的なエンジン音か – ★★☆☆☆
社外の音はそれなりですが、社内の音はスピーカー(?)からのアシストがあるのかそこそこ良い音です。
しかしピュアスポーツカーではないので、過激でないサウンド。
スポーツセダンとして売っていくならもうちょっと頑張ってほしい。
生活スタイルに合っているか – ★★☆☆☆
(荷室容量は480Lほど、開口部も広く必要十分)
4人以上乗れて、そこそこ荷物を積載可能。
ゴルフバックも入りそうなトランク。
(ゴルフはやりませんが)
十分でしょう。
ただライフスタイルとして、小さな子どもがいる私はセダンよりもSUVに乗りたいですね。
このクルマは趣味車というよりは実用車に近い普段使いができそうな車なので、1台で色々収めたくなります。
もう少し子どもが大きくなったら、こういうしっとりとした大人なセダンに乗ってみたい。
乗り込む時にワクワクするか– ★★★☆☆
ルックス一億点ではありますが、内装がちょっとアレなのでこのくらいで・・
総合評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5点/10点)
総合評価はそこまで高いわけではありませんが、なにより推したいのが価格!
エンジン〇、乗り心地◎、ルックス100億点のレクサスISですが、なんと最廉価モデルであるIS300は480万円~。
私が試乗したIS350 Mode Black(S)も700万円~。
内装には目をつぶるとして、この乗り心地と6気筒エンジンを持ってしてのプライスとしては爆安だと思います。
例えばBMWで言えば3シリーズが対抗馬になりますが、あちらで6気筒乗ろうとすると1000万円越えですからね。
私も見積もりした際、IS350は乗り出し800万円ほどでしたからBMWとは200万円以上の差が生まれます。
スポーツ寄りの動力性能じゃ太刀打ちできなさそうですけど、そんなブランドじゃないから問題無し!
格好良くそれなりに音も良くて、尚且つゆったりと乗れるセダンに乗りたいなら新型ISは超お得だしオススメできる一台ですね。
私の中のレクサス観を塗り替えてくれたスゴイヤツです。
じゃあもっと点数あってもいいだろって思う人もいると思いますが、私はもっとスポーツスポーツしてる車が好きなので…
あとブレーキをどうにかしてほしい…タノム…
ですが、総合的に見て良い車でした。
スポーツライクに走らなければこれ一台で事足りる場面は多いハズ。
さて、ではまた次回!