(最終更新日:2021.11.1)
こんにちは、アキタローです。
今回はシボレー カマロSSに試乗してきました!
印象としては…
”出会いがしらのインパクトは最高!だけど…”
だけど…、う~~~ん。
手放しでは褒められず、言葉に詰まる部分があるクルマです 笑
しかし!カマロは私が車に興味を持ち始める前からカッコイイなと思っていたクルマなのです。
映画トランスフォーマーのバンブルビーが(主に)スキャンしトランスフォームするのがこのGM シボレー カマロ。
映画に登場するのは今回試乗したものより一世代前の型ですが、憧れのクルマに乗れただけで感無量です。
そして、V8NAサウンドの洪水!
エクステリアとエンジンはいい感じなのですけど…私にぴったりフィットはしなさそうなクルマだなと感じました。
私が重視するのは、ドライブフィール・エンジンサウンド・ライフスタイルとの合致・乗り込む際の高揚感、この4点です。
詳しくは以下をどうぞ。
(最終更新日:2021.10.13)かなり考えが偏っていますが、自分なりの3カ条です。※2020年12月追記評価項目に・乗り込む時にワクワクするか を追加しました。試乗記の際、順次追加していきます。運転してい[…]
シボレー カマロのスペック
スペックは下記のとおり。
新車価格:541万円~742万円
試乗車:シボレー カマロ SS ショックエディション(729万円)
全長 | 4,785 mm |
全幅 | 1,900 mm |
全高 | 1,345 mm |
車両重量 | 1,710 kg |
エンジン | V型8気筒自然吸気エンジン 排気量 6,153 cc 453馬力・トルク62.9kgf m |
カマロSSの最大の特徴はV8エンジン。しかもNAです!
本国ではV6ターボやV8スーパーチャージャー(!)などエンジン種類を豊富に選べますが、ここ日本では2LターボとV8自然吸気の2種類のみ。
C7コルベットにも積まれていたこのLT1型エンジン、味わえるのは今だけでしょう。
全長と全幅はアメリカンマッスル感を存分に感じます。日本で走ることなんてこれっぽっちも考えてない、正にアメリカ人のためのクルマ。
ですけど、こういうクルマってそれがイイんですよね。
ちなみにようやく念願かなってC8コルベットにも試乗してきました!
(最終更新日:2021.10.13)こんにちは、アキタローです。今回はようやく、ようやく乗れました。シボレー コルベット C8(2LT)です! いやいや、感無量です( ;∀;)[…]
それでは、
・エクステリア
・インテリア
・ドライブフィール
・エンジン
・ライフスタイルとの合致
・まとめ(買いか?)
この順番でレビューしていきます。
エクステリア:アメイジングボールド
シボレーカマロ。
その名前がフランス語から由来しているとはまったく思えないワル顔です。
本気と書いて”マジ”と読む。ハードラックとダンスっちまえるようなブッコミをこのクルマから感じます。
ビビッドな蛍光イエローはショックというカラーだそうで、本国では通常も選択できる色合いですがここ日本ではショックエディションという名称で販売されています。
どこから見てもマッシブ。
プロテインとミートだけで育ってきた風格ですね。ベジはすっこんでろ!
この窓ガラスの狭さ、中に入ってもまったくもってその印象から変わりません。
特に後ろの見通しは最悪、もし狭く人の往来が激しい商店街に入ったらまったく動かせずそのままカマロが私の棺桶になるでしょう。
塗装の質感としては悪くもなく、良くもないかな…。
でも、そういうの気にするクルマじゃないですもんね!
いつものアングルで撮ってみましたが、ピント合ってなくてすみません。
流線形なんて言葉はアメリカの辞書には存在してないのでしょう。
ストレートにパリっと入ったプレスラインがストレングスをかもし出しますね。
リアから見てもワルの塊。
マフラーはSSモデルは4本出しです。LTモデルは2本出し。
この試乗車は2019モデルですが、テールライトは全てスモーク入りとのこと。
さて、実はこのクルマ。
なんとパーキングセンサーがついているのです!
リアだけ 笑
前左右が一番怖いからそこにつけてほしいな…笑
こういう点からもアメリカという国土の広さを感じますね。
日本なんて走ること考えてないのです。
でも、こういうクルマはその媚びないところがイイとこなのでしょう。
ナヨナヨしたもやしどもはエコカーにでも乗ってな!
ホイールはワルワルのグロスブラック。20インチです。
赤のラインがアクセントになってますね。
本当に些細なところなのですが、このホイールはスポークも太く洗いやすそうだなと感じました 笑
車体と合わせて見てみると上手い具合にビビッドイエローとマッチしています。
車高もちょうど良い具合。
カッコイイですよね。
ADASに無頓着っぽいカマロですが、もれなくデイライトがついています。
この怖い目つきのマッスルカーが後ろから猛然と迫ってきたら素直に譲りましょう。
エクステリアとしては究極にボールド(力強い)な印象です。
しかし、意外とスマートな印象も持てるんですよね。
押し出しは強いけど、それだけじゃないスタイリッシュさを感じます。
なんとなくですが、アメリカンマッスル三銃士で例えると…
ダッジ チャレンジャー = マジのワル。肩が触れただけで殴り飛ばされる。
フォード マスタング = ワルっぽいけどワルじゃない。エコにも配慮できる器用なヤツ。
シボレー カマロ = ワルだけど一線引けてる。空気を読めるイケメン。
こんな感じ 笑
インテリア:アメイジングリファインド
インテリアはアメ車という固定外観からすると結構お洒落な印象でした。
ここで書くのも難ですが、今はアメ車だから…ドイツ車だから…とかっていうボーダーは薄くなってきますよね。
どれも一定以上のしっかりとした品質・デザインを備えてると思います。
ステアリングは革っぽい素材で、本革なのかは不明です 笑
普段手が触る部分の触感はまったく問題ありませんでしたね。
ただステアリング下部のプラスチックはどうにかしてほしい…手が触れる部分にハードプラがあるのは本当に気になりました。
あとはパドルシフト。
カコカコ煩く、触感もプラスチックそのもので触るたび辛かったです。
こういった部分が、例えばアルミに変わるとかするとより一層洗練されてくるのでしょうけども…。
しかし、このシートは座り心地・ホールド性ともに最高でした。
どうやらこのレカロシートは、日本ではショックエディションにしか用意されていないようです。
通気性も良く、長時間座っていても疲れなさそうなシートでしたから、ショックエディションを選ぶ意義はここにあるのかもしれません 笑
2+2クーペなので、後席は基本的に人が座れるスペースはありません。
小柄な方が30分くらいであれば耐えられる限界ではないでしょうか。
写真を見ていて気づきましたが、後席はISOFIXに対応していないんでしょうか?
そう考えると、やはり物置スペースとして使うしかないのでしょうね…。
質感はそれなり。ここだけ見せられればドイツ車と言われても頷いてしまうでしょう。
ドアトリムのインテリアもしっとりとしたものです。
ボタン類の触感はチープではありますが、適度にステッチも入っており見た目としては十分。
肘掛部分はソフトパッドでした。
センターコンソール周りも最低限で、スッキリしています。
ただこのインフォテイメントシステムはそのままではナビ非対応。
ナビを使うのであればアップルカープレイもしくはアンドロイドオートの連携が必要です。
このあたりアメリカらしいですよね。
全体的にインテリアは想像以上にしっかりしていました。
ただ、見た目はいいんですが触感が悪い部分が多々あり…価格の限界でしょうかね。
細かいところのチリ合わせも雑だし…((+_+))
ドライブフィール:フィールズライクカリフォルニア
ドライブフィールは正にアメ車!
ゆったりと道路を流す気持ちにさせてくれるクルマです。
V8NAという魅力的なエンジンを積んでいるものの、アクセルペダルを蹴りだしたくなるような雰囲気はありません。
そして、意外に思ったのが乗り心地がとても良いこと。
うまく道路の段差で発生するダンピングを逃がしてくれていて、不快な突き上げ感はとても少なかったです。
もっとゴツゴツとした、岩肌を素足で歩くような衝撃があるかと構えていましたが、予想に反してしっかりゆるりとしたダンパーでした。
ただ、直進を進む分にはいいのですが少しユルいステアリングで曲がるコーナーはあまり良い印象ではありませんでした。
車体の剛性感、タイヤのトラクションだけで言えばまだまだドイツ車等には及んでいないですね。
こういった点などもアメリカの直線が長く続く道路を、いかに快適に・ゆったりと走れるかを重視した車体設計なのでしょう。
サングラスをかけ、ブルーノ・マーズのUptown Funkを爆音で流しながら片手でゆるりと海岸線を流す。
そんな乗り方がドライバーに求められるクルマ、それがアメリカンマッスルカー。
(勝手にそんな感じに考えてます 笑)
乗っていて感じましたが、自分に合うかではなくこのクルマに自分が合わせるタイプなのでしょうね。
国産車には絶対に無い、ここにしか無い世界が存在しています。
エンジン:これぞアメリカンマッスル
ここがカマロSSのバーベキューリブ、メインディッシュです!
V8NAの心臓をとくと拝みましょう。
エンジンスペースにみっちりと納まったOHVエンジンはアメリカの色濃い大排気量文化を感じさせてくれますね。
実際、エンジン始動時から勇猛たるV8NAの咆哮を聴くことができます。
でも…同じV8NAである意外とレクサスのRC Fに似ている音かも?
説明ではOHV(カマロ)とDOHC(RC F)で音が結構変わるみたいな話あったのですけどね。
走り出してみれば、そこは大排気量エンジンが奏でるミュージカルの特等席。
いつ何時でもV8エンジンが耳を幸せにしてくれています。
やはり、デカいは正義だということを再確認させてくれます。
ここ日本でもね。
NAエンジンは回転数が低いと真価を発揮できないですが、今回の試乗ではレブまで回せなかったのが心残りです。
しかし、それでも素性の良さは十分味わえました。
絶滅危惧種とはいえ、このエンジンには間違いなく需要が存在し続けるでしょう。
デカいは正義(2回目)
ライフスタイル:オレ(カマロ)に合わせろ
トランクの写真撮ってませんでした 笑
間口は狭いものの、荷室容量は384L程度(?)あり広く使えます。
マカンは500Lです。
おそらく上記の容量は後席シートを倒した状態の容量なのではないかなと推測しますが…。
家電量販店でエアコンを買って積み込もうとするなら、ルーフキャリアが必要になるでしょう。
後席があるので、そこに手荷物などは置くことができます。
しかし、荷物を運ぶという意味では期待するものではありませんね。
このクルマはすべての不便さ(左ハンドルであるとか、すぐハイオクを欲しがるだとか、見通しがとても悪いとか)を楽しむべきなのです。
楽しむために、このクルマのためライフスタイルを合わせる必要が出てくる部分が多々あるはず。
それだけのここにしかない魅力が、確かに存在しているのがカマロです。
まとめ(買いか?):カッコいいけど…安易な購入は後悔しそう。
まとめです。
(★5つで評価)
運転していて楽しいか - ★★☆☆☆
カーブを振り回して楽しいクルマではないかな、と感じました。
(ドーナツターンは別です笑)
ゆったりとハイウェイを流すような乗り方がこのクルマの理想に近しいのかな。
ストレートはめちゃくちゃ速いです。0-100は4秒ですからね。
しかしながら、私の方向性とはちょっと合致しなかったのが残念です。
魅力的なエンジン音か – ★★★☆☆
★半分があれば3.5にしています。
期待値が高すぎたこともありましたが、もう一歩特徴が欲しいかなと思いました。
もちろんV8サウンドはとても雄々しく、音量も半端ものではありません。
しっかりとワルそうな声を響かせているのですが、なんでしょうね。
心動かす何かが足りない気がしました。
生活スタイルに合っているか – ☆☆☆☆☆
私の現状とは生活スタイルがまったく合っておりません 笑
駐車場はそこまで広くないため駐車に気を使うだろうし、細い道が多いので左ハンドルは非常に不安。
4人は絶対に乗れないし、荷物もそこまで乗らない。
★がつけられないのは仕方ないのです…が。
そんな事は全て些細な事なのです。
買うからにはオレに生活様式を合わせる覚悟を持て!それが出来ないなら買うな!
そんな声がこのクルマからは聞こえてきました。
今はまだまだ覚悟を決められないけど、精進します…!!押忍!
乗り込む時にワクワクするか– ★★★★★
いや、やっぱり格好良すぎるよ・・!笑
何度も書きますが憧れが詰まってるクルマなので、気になるところはあれども全部が悪く見えないんですよね笑
おそらく日常使いしていくうちに気になりが増してくるかな・・と思ってますが、乗り込む度にワクワクするのは違いないはず!
満点!!
以上となります。
憧れのカマロに乗れたのは非常に貴重な経験でした。
試乗車を取り扱ってるディーラーは数多くありませんからね。
おそらく、マカンに乗る前にカマロに乗っていたら即買いしていたでしょう笑
ただ…細かいところが気になってしまうのは私との相性でしょうか。
パーツのチリが合っていない、ハードプラが手に触れる位置にあるし多用するであろうパドルシフトが安っぽい。
100歩譲ってチリ合わせは愛着を感じる要素として(笑)いいとしても、せめてステアリング周りのプラ感は消してほしいです。
しかし、ここにしかない世界が広がっているのは間違いありません。
こういったまったく違う傾向のクルマに試乗してみることで、自分のカーライフが広がっていくのを感じることができました。
ライフスタイルをアメリカ流に変えてくれる、稀有なクルマの一台でしょう。
不便も楽しめる気持ちにさせてくれる、魅力あるクルマですね。
すっごく余裕が出来て、3台持ちが出来たら保有するかも…笑
コルベットはもう最高の最高でしたけどね。
でもカマロとコルベットは明確にキャラクターが違いますから、これらの2台持ちが出来たらもう墓に入ってもいいかも 笑
(最終更新日:2021.10.13)こんにちは、アキタローです。今回はようやく、ようやく乗れました。シボレー コルベット C8(2LT)です! いやいや、感無量です( ;∀;)[…]
では、今回は以上です。
また次回に。