前期マカンか?後期マカンか?選ぶべき費用対満足度の話(性能編)

(最終更新日:2021.11.1)

※追記

ここで記載しているものは、前期=マカンⅠ・後期=マカンⅡです。
記事を書いたのが2020年なので、後期マカンはマカンⅢではありません。
あしからず!

前期後期で何が違うのか?

こんにちわ、アキタローです。

日々の足車としてマカンを乗り回していますが、普段使いにもちょっとしたコーナーを攻める走りにも使える万能選手です。

車を保有するのは1台と決めて使う分にはこれ以上無い車ですね。胸を張って人に薦めることができる車です。

しかしマカンは例によってグレードがちょこちょこ分かれています。加えて、今はマイナーチェンジ(MC)後の後期マカンも出てきました。

どれを選ぶべきか?

私なりに感じていることを記載しています。

 

ちなみに、今回の内容は

・性能編 この記事です!

・価格編

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でそれぞれ記事にしています。

両方ご確認いただけるとより吟味が出来ると思います。

 

まずはおさらいも兼ねて、前期後期で違う事柄を挙げていきます。

前期型マカン(~MY2018)

日本では2014年から販売が開始されたマカン。当初から人気爆発し、オーダーしてから納車まで1年半待ちということもありました。

既にカイエンというラインナップがありましたが、カイエンより全幅等小さくなりかつティプトロニック(トルコンAT)ではなくポルシェの売りであるPDK(DCT)を採用したことで、
コンパクトスポーツSUVという独自のジャンルを築いた車です。

特にマカンS以上に搭載されるV6エンジンのサウンドがドライビング体験をより濃いものにしてくれる味付けをしており、前期型ではSやGTSを選択する人が多かったそうです。

おそらく、カイエンと並び街中で見かける事が多いポルシェだと思います。日常の買い物から、旅行まで。オフロードはちょっと苦手ですが、なんでもこなせる今時SUVのベンチマーク的存在です。

・ベースグレード【2リッター直列4気筒 252馬力】 697万円~

・S【2.9リッターV型6気筒 340馬力】   819万円~

・GTS【2.9リッターV型6気筒 360馬力】 956万円~

・ターボ【3.6リッターV型6気筒 400馬力】 1,085万円~

・ターボパフォーマンス【3.6リッターV型6気筒 440馬力】 1,181万円~

全長4,680 mm
全幅1,925 mm
全高1,625 mm
車両重量1830kg~2000kg
燃費(JC08)12.80km/L~10.00km/L

この表はベースグレードを参考にしましたが、GTSやターボ等はオプションがついていて、外装が+-20mm程度違います。(全高も)
車両重量・燃費はベース~ターボまでといった具合です。

 

マカンGTS (WebCG記事より引用)
https://www.webcg.net/articles/-/39196?lid=imp_related_article

こちらはGTSグレードなので各種オプションが盛り込まれていますが、まずはこんなものかと外観等を確認をしていただければOKです。

 

後期型マカン(MY2019~2023?)

後期型マカンは2018年末から予約が始まり、日本に納車され始めたのは2019年の6月頃からです。

なので、まだ国内でも台数は少ないのではないでしょうか。
しかも、あくまでMCですので大きく外見が変わるわけではないですから、細かいところを見ないと普通わかりません。特にフロント。

MC後に売られ始めて1年ちょっと経ち(2020年2月時点)、これでおそらくグレード出そろいかと思います。

あと可能性があるとすればターボの上のターボS、もしくはターボパフォーマンスとかでしょうかね。

・ベースグレード【2リッター直列4気筒 252馬力】  711万円~

・S【3リッターV型6気筒 354馬力】    874万円~

・GTS【2.9リッターV型6気筒 380馬力】   1,038万円~

・ターボ【2.9リッターV型6気筒 440馬力】 1,219万円~

全長4,695 mm
全幅1,925 mm
全高1,625 mm
車両重量1840kg~2020kg
燃費(JC08)12.10km/L~9.8km/L

 

ちなみに、別記事でも書く予定ですが今後マカンはEV(電気自動車)になる路線です。

⇒記事を作成しました!

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なので、エンジン車としてのマカンを楽しもうとすると今回のマカンターボなり、GTSなりを2022年頃までに買っておかないと、その後はもう中古車でしか乗れなくなってしまうんですよね。

ではでは、外観の違いから。

 

・マトリクスLEDヘッドライト

後期型からすべてLEDライトが標準になりました。そこから更にオプションでPDLS+をつけるとこの写真のようになります。
えっ、前期はなんだったのって?ハロゲンライトだったんですよ…ええ、2014年から売ってるのに…。マジかよって思いますよね…。
上で引用した赤いマカンはLEDマトリクスライトですが、中古車屋に並んでるやっすいマカンはハロゲンの可能性あるので注意ですね。

デフォルトのLEDライトは4灯式のまんまるライトです。それも可愛くて愛嬌ありありですよ。

・LEDインジケータ(方向指示器等)

フロントからの前期後期の見分け方はここを見てください。ターボ以外であれば(←重要 笑)、インジケータが2段目にあります。
前期型はおめめの真下についていたんですが、後期型のベースグレード、Sグレードともに少し下方に設置されるようになりました。

ここは前期もLEDだったかと思うのですが、より細かいLEDに変わっているので光り方もハッキリクッキリ。
アウディっぽいLEDになっていますね。

・フロントリップスポイラー

(2019.12.20追記)すっかり忘れてましたが、後期マカン・マカンSともに人に衝突してしまったときの下側への巻き込み防止フロントリップスポイラーがつくようになりました。
ターボとGTSはつかないようですね。
これがあるだけで全体的にシャッキリ落ち着く感じがあるので、私はついてて良かったと思っています。

 

では、次はお尻です。

・テールライト

後期型一番の特徴でしょう。テールライトが一文字に繋がりました。
最新のポルシェデザインに共通する真一文字テールとなり、911やパナメーラとも似たようなデザインになっています。

走っていても特にお尻はよく見られますから、おしとやかな前期型テールよりインパクトがあるに越したことはありません。

元々の車高の高さもあり、夜の後期マカンは一目見ればそれとわかりますよ。

 

外観は…以上です!

そう、外観は3か所程度しかないんですよ…変わったところ…。
と言っても内装もほとんど変わってないです。笑

まあまあ、ポルシェの真髄は走りにあり、ですから。

 

では、次は内装に。

・PCM(ポルシェコミュニケーションマネージメント) – ナビコンソール

後期型からカイエン・パナメーラなどと同様の10.9インチのワイド画面に変わりました。

アップルカープレイなども使用できるそうですが…私は特に使っていません。
専らブルートゥースを繋いで音楽を聴いているだけです。

ナビはそこそこ優秀と思っていて、グーグルマップでよくあるとんでもなく狭い道を通す勘違いナビではなく、
きちんと大通りを通してくれるナビです。

車幅がある車なので大変助かります。
半年に1回くらいマップがアップデートされる…はずなんですが、タイミングがよくわからず近所の新しく出来た道路などはまだ未反映ですね。

・エアコンの吹き出し口

地味~な事ですが、ナビがワイドになったためにエアコン吹き出し口が下方に再設置されました。
夏場は気にならなかったんですが、冬場はステアリングヒーターがないため手を温めるのがこのエアコンしかない!

前期型はちょうどステアリング裏にあるような形だったので、ぬくぬくできるんだろうなぁ。
そこだけはなんとか前期型に戻してほしいくらいです。ステアリングヒーターつけろって話ですよね、すみませんでした。

 

あとは細かい機能です。後期型からデフォルトに設定されたもの。

・パークアシスト

駐車する際カメラで全方位を確認できる、優れもの。私もかなりの頻度でお世話になっています。
これがあるだけで狭い場所への駐車がラクラクに。前期型はオプションでした。

・レーンチェンジアシスト

左もしくは右後方から接近する車を教えてくれるドアミラーに映し出されるインジケータ。
安全に追い越すタイミングなどがとてもわかりやすいため、こちらも非常に重宝しています。
例によって前期型はオプション。

・ACC(アダプティブクルーズコントロール)

前車追従式半自動運転。30km以下の制御はオプションです。(なんてこった)【20年2月16日追記】デフォルトでも0kmから作動するようです。
これはこれであるとありがたい。ただ、車の制動に難があるためあんまり使ってない機能です。

ざっくりと、前期と後期の外観・内装・機能の違いは以上です。

そして…一番大きな違いなんですが…。

前期型と後期型のエンジンについて

車の心臓部であるエンジン。良し悪しを決定づける大きなファクターです。

ご存知の方もいると思いますが、前期型の2.9リッターエンジンは本当に優れたエンジンです。

加速よし、サウンドよし、それなりに燃費よし。死角が無い完成された、ポルシェのエンジン。

まずはサウンドを聴いてみてください。

惚れ惚れしますね。

おそらくこのエンジンに魅了され購入を決断した人も多いはず。

ですが、前期型でこのエンジンの積載は終わってしまっています。

後期型のSグレードやターボグレードに搭載されているエンジン(3.0リッターと2.9リッター)は、アウディと共同開発されたエンジンなのでポルシェ自身が作ったエンジンではありません。
そのため、拘る方にとっては前期・後期の大きな違いを生んでいる原因となっています。

そして、前期型ではSグレード以上はツインターボエンジンでしたが“なぜか”、後期型のSグレードはシングルターボエンジンになってしまっています。
後期ターボはツインターボエンジンですが…出し惜しみせずにS以上は載せとけっ!

参考までに、後期型のサウンドです。

やっぱり前期に比べると迫力がぁ…足りんぬ…。

もちろん通過騒音規制に対応するエンジン・マフラー音にしなければいけないんでしょうけど、物足りなさがあります。

個人的には後期型のSとベースグレードだったら、ベースの方が迫力を感じます。高回転まで回すと4気筒って雰囲気は出ちゃいますが。

ついでに前期型ベースグレードの動画も。

 

私の個人的な感触だけで言ってしまうと、前期型S以上のエンジンが最高です。ベースグレードは迫力的に後期型一択ですけども。

このエンジン選びで、前期を選ぶべきか後期を選ぶべきか、大きく変わってきますね。

【1月23日追記】

後期GTSグレードが発表されていますが、エンジンは現行ターボと同様となっています。

まだYoutubeなどでもユーザー動画は投稿されていませんが、ターボと同じような音になるはずです。

つまるところ、後期型では前期型のエンジンの官能性には及ばなさそうですね。

スポーツ性を重視するなら前期、乗り心地を重視するなら後期

 

前述したエンジンの部分で大きく印象が前期・後期で異なります。

 

前期型は丸みを帯びて整った外観から想像もできないほどの荒々しさを秘めており、エンジンサウンドをはじめとして良い意味でヤンチャです。

 

後期型はサスペンション類も改良が加えられており、乗っていても揺すられ感が薄く乗り心地だけで言えば一段階洗練されています。

 

どちらも良さはあるのですが、やはりポルシェにはスポーツ性を求めてしまうので…私が今買うとすれば前期型のGTSグレードでしょうかね。

でも今更同じ車の前モデルに乗ろうとも思わないし…。笑

う~ん、悩ましいものです。

 

 

そして、肝心の価格!とても重要な要素ですよね。

これは、別記事にて執筆しています。

こちらを是非ご確認ください!

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では、ひとまずこれにて…。

また次回!